ここまでのおはなし

今までのネタバレになりますが、旧作を読み終わらないと新しいのを読んで頂けないのも寂しいし、前作が万人向けではないものを含んでいましたので、この際ばっさりすっ飛ばして新作へご案内のためのご案内を。


まずは耳慣れない用語をちょっと解説

えせ朱旌用語集@十二番倉庫

旦(旦角)
いわゆる女形
女形がいるとは原作にもアニメにも出てこなかったのですが、原作で遊郭が出た(朱旌に売られる女の子が少ない、実際によくある理由)などから、旦がいるだろうという理屈。(小狼くんで遊びたかっただけ、かも)
で、旦にもいろいろありまして普通は青衣(レディ)が主人公、でも小狼にはまだ無理。
小旦
ガール
花旦
ギャル 主役並に人気のある役柄も多い。
武旦:
アクション女優
ちなみに男は、これにも小生(ジャニーズ系)武生(マーシャルアーツ系)老生(男盛りからじーさま)などいろいろあるんですが、ここでは男はどうでもいいの。
その他もいろいろな言葉を使っていますが、ふりがなで分かると思います。戯班〈一座・劇団〉って風に。

 

 

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極力ネタバレを押さえたすごーく大雑把なあらすじ












いままでのおはなし

―黄海から朱旌に―
朱氏の小狼少年は、黄海で大怪我をした宰領〈おやかた〉が治るまでの間だけ、朱旌の一座に預けられることになった。
(この親方との出会いのエピソードには【黄海にて】)

【銀葉の章】
一座は興行のため立ち寄った街である事件に巻き込まれ、多くの座員を失う事になった。それを逃れた小狼も思いがけない体験をした上、朱旌暮らしから抜け出せなくなった。

【冬の旅の章】
座として成り立たなくなった一座は最後には年寄りなどだけがとり残された。女が減ったため小旦〈少女役〉の練習までさせられていた小狼だったが、行く当てのないそんな彼等を見捨てられず、自由になるチャンスを捨てて残り、やっとたどり着いたある里でひと冬を彼等と過ごすのだった。

【そのあと】
一座はなんとか旅を続け、はじめて街の戯楼で演じるチャンスが巡ってきた……



さて娘座長のショーほど楽しい商売はない、始まり始まり〜