今だけは…

燈虫花想/夜紅虫さま

毎日緊張して王を務めている陽子が、昼日中に肩を借りてうたた寝の出来る相手などこの方以外は…あの方やらこの方やら…まあそれなりにいらっしゃることはいらっしゃるのですが、それでもこの方のお肩、胸元は格別に違いありません。

でも「今だけは…」というタイトルから、朱衡にすればこうして身を擦り寄せてくれている相手が、彼ひとりのものになることを望めない他国の王であるという切なさでいっぱいなのでしょう。
敢えて手を身体にまわさず、髪に添えているのが彼の気持ちを表しているような。

こんなふたりを王宮の目が見逃すはずもありません。
というわけでよろしければ添えた文を→こちらへ 短編の頁からも入れます

warehouse keeper TAMA
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