2004/11/22  20:11

5 番外編  麦の花

ほとんど唯一の浩瀚と陽子の一編です。
実はこの話ではこの二人の場面は特に書かないつもりだったのですが、あまり間接的な書き方ばかりでもと思いましたので、一編。

とりたててどうこうというほどの話ではないと思うのですが。
でも追加で入れたし、実はもともと別の流れの中の一編なので、いまいち馴染みませんので、番外編としておきます。

今日は急な氾麟SSアップの書き込みがあったので、とりあえずはこれだけです。

PS
浩瀚と陽子の番外編をアップしてから悶々としております。仮とはいえああ、なんだかヌルイですね、あれ。やはり他のシリーズの借り物はいけませんわ。
でも、浩瀚と陽子、それにたいして舒覚とこのヒロインという二組の主従があったという設定なので、話を分かりやすくするためにとりあえず入れたのですが。

というより、もしかしたら自分のためかも。
というのもほんとうのところ、このおはなしは抱えているうちにどんどん大きくなって浩瀚jr.と陽子、ヒロインと予王舒覚、そしてその前の女王と浩瀚 という親子三人と三代の女王という設定で書いてきていました。
でもここまで書くと二次を越えるし、量も半端じゃないし、そこまで読む人いないだろうと言うことで。

今回はとにかくこの外伝としてのおはなしを終えるのが目的の連載ですので。浩瀚は陽子の臣下なのよと自分を納得させるためにつけたのかも。

2004/11/19  13:34

4 第一章 終  麦の花

さていよいよスタートです。

元の三編の時にはこの後は朝チュンどころかそのまま次のふつーの朝の場面となりますと言っていたのですが、続く第2章が時間も場所もがらりと変わり、久々の再開でもありつなぎとしての一編の朝チュンです。

でもこれだけで浩陽派が即ご退場かしら?もしこれで我慢が出来たら後は大したものはないので全く問題なしなんですが。
というより当分浩瀚は出て参りません。(ああー、浩陽派に続いて浩瀚ファンもお帰りに、待ってー)

ではお残りになった浩瀚jrママと予王のファン(そんなのいるのだろうか)は楽しくあと数ヶ月おつきあい下さい。(そんなにつきあえないと忙しい人も帰っちゃった)

内容的にはそんなわけで何もないのですが。
実にクールな大人のカップルです。

この作品は将来的な浩陽前提で書き始めたのです。(今はそれは将来の可能性はあるけど、あくまで寵臣としての立場を優先で書いています。)

ですからヒロインの設定がかなり制約の多いものでした。
陽子より良くてはだめ。かといって浩瀚を射止めた訳だし、可愛い浩瀚jr.のママなんだからそれなりの人でなければ。
一応ヒロインなのだから完全に反発を買うようなキャラでも困る。こういうデキルタイプの女性は書き方が難しいです。不幸を看板にすれば同情は引くけど、泣き言タイプとヒステリックなのは私がいや。

というような中からこね上げたキャラですので、最初少し居心地が悪いかもしれませんが、じっくりと見てやって下さい。

先に書いた大人のカップルというのも、浩陽(の可能性)前提だったので、年の差カップルに対して、仙同士の同級生カップルということだからです。
注意書きにも書きましたが、仙というのは単に結婚の向き不向きだけではなく、男女についてもやはりこちらとは違うだろうと言うことで。

また浩瀚が娘を連れ帰ったのも、常世では官吏は全員封建的なシステムで給与を貰っているし、まして州侯となれば昔のご領主様。見初めて頂けばそれなりに民には光栄かと。もちろん無理強いすれば問題ですが、もっと下の郷長あたりでも初夜権なんてのも行使しているのがいたかもしれない、というような社会じゃないかなと思ったからです。

ま、とりあえずそんなわけで、少々屈折したお話になることはこれからも想像が付かれたかもしれませんが、来週第二章が始まります。
場所は金波宮、予王の即位から間もない頃のお話です。

当分浩瀚は出てきませんが、ひとつ浩瀚と陽子の最初の出会いのエピソードをその前にアップしておきます。適当なのが書けなかったので本文に馴染まず番外編とします.

2004/11/18  10:57

おねがい&スケジュール

スケジュール

毎週金曜日  「麦の花」の定期更新日といたします。(ほんとかなー)

それから月曜もしくは火曜日にも不定期な更新をいたします。
こちらは同じく「麦の花」もしくはそれ以外の単発の展示品となります。
連載のスピードアップが目的ですが、それ以外については、先の「鷹隼宮姫談」のおまけとして月渓の半端なお品の在庫品などです。「鷹隼宮姫談」の番外編や追加ではありません。

月・火についてはあるかどうかわからない不定期ですので、とりあえず週末に覗いて頂ければ少なくとも一点は更新となっているはずです。


おわび

それから、前もって申し上げておいたように、本来一旦引退するはずの状態での無謀な連載なので、感想は本当にありがたいのですが、それに対するお礼まで手が回らないと思うのです。その余裕があれば多少なりとも読んで頂けるよう書き直しをしたいと思っています。

ですから作品と、ここでの作品についての言い訳だけという愛想のないお迎えとなります。

BBSも拍手もなーんにもありませんし、あえて他のページとも繋いでありません。お立ち寄り頂いて読んで頂けさえすれば励みになりますので、読み捨てでも読み逃げでもして頂いてお互い様として頂けるとありがたいです。

2004/11/17  18:42

前章1、 第一章2〜3  麦の花

この最初の三ページは、悶々とずっと書きあぐねていたあげく、突然一日で書いてその日のうちにアップしたものです。
その時の前書きでは、最初からこの続きはなしと宣言していました。(でもサイトに収容していただけた時にはしっかり「連載中」の看板が・・・わおー・・・笑)

そこまでして書いた理由のひとつはとりあえず浩瀚jr.の母親がどんな女性なのか、つまり浩瀚が妻にするとすればどんなひとなのかを一度書いてみたかったから。

でも本当に書きたかったのはなぜ彼女が子供を産むに至ったかと言うことだったのです。
彼女が普通の妻としての想いを越えた、王への官として民としての祈りを卵果に託したという設定を作っていたので、それこそを書きたかったのです。でもそこに至る途中を書く自信がなく、せめて母親は誰かということくらいは書いておこうとしたのです。


で、この三編は、<前章1>と<3>は初稿とは大きくは変わっていませんが、<2>は官となってからの三人の関係などを少し付け加えています。同じ国の官吏でありながら、まったく互いのその後を知らなかったというのは三人ともそれなりの地位になっていたわけだからちょっと不自然かと。

最初の考えでは<前章>は浩瀚jr.と柴望が登場というのは同じなのですが、家出中の思春期の浩瀚jr.に柴望が母親の思い出を語るという話でした。でもjr.の設定が暗すぎたため、実際には今の可愛いぼうやの話に入れ替えてありました。

ちなみに、この話では浩瀚ではなく柴望がヒロインと共に出ずっぱりのはずだったのですが、話が拡がり変わって行く間にどんどん出番が減ってしまって。原作でも格好良く謎の男で出てきたのに、結局大した見せ所もないままでしたし。ごめんね、柴望さん。

2004/11/17  17:53

「麦の花」について  麦の花

この作品は、もともと浩瀚の息子の浩瀚jr.の思春期の疾風怒濤編(この疾風怒濤は、冒険談でも台風情報でもなく、心理用語の方です)の挿入エピソードとして書き始めました。(なぜそんなものを書こうとしたんでしょうね、おバカな私)

ちなみに浩瀚jr.普通名詞でなくここでは個人名と思って下さいね。最初にそう名乗った時は他にそんなのはいなかったので断るまでもないと思っていたのですが。その後あっちこっちにいるので混乱を避けるために念のためにひとこと。余所では厚かましくて言えませんが。(本家、元祖、オリジナル・・・、でもって一番可愛くて一番賢くて・・・親ばかは見苦しい)

結局浩瀚jr.の疾風怒濤編は暗いのでまるごとボツにしました。ですから、今は一旦そちらとは切り離して書いています。

これは大変書きにくい作品で、そのためぐずぐずと考えいるうちにいろいろな設定が加わり、とても長いものになりました。
さっさと捨てればよかったのですが、いろんな理由でなぜか抱え込んでいました。

書きにくかった理由のひとつは、いろいろあるのですが、そのひとつはいわゆる男女の場面が必要だったということで、そんなものこっぱずかしくって書けるっか、という即席モノカキの羞恥心が邪魔をしたからでした。読む側なら、このご時世相当なものも読むことは出来るでしょうが、さて書くとなるとそうそう書けるものでは。よく書き手の方の恥ずかしがられているコメントを読んで、この程度で?と思ったのは私だけではないはず。でも実際に書いてみると読むと書くとはえらい違いで。
最初はたとえそれがお内裏さまが並んでいる描写だってカップルと思えば恥ずかしいもんなんだいっ(お雛様が何をするというのか)。五人囃子の乱闘の方が描きやすいなあとか言いつつ、左大臣の三人官女へのセクハラなんか絶対書きたくないけどお内裏さまのラブラブ方がまだ気分よく書けるかなあという程度ですので、真っ昼間読んでも大丈夫かと。(やっぱり私ってバカ)

一応完成後は、最初の予定通り三編くらいにまとめて、現在最初の三編を保存して頂いているあちらの方へ差し替えて頂きたいなと思っています。

ただ、そのためにも話をきちんと一度仕上げる必要があり、とりあえず書き散らかしたままの原稿を見て頂こうという、読んで下さる方にはたいへん御迷惑なものです。
今までの経験で、なぜか人目にさらすと思えば、そのプレッシャーのおかげか、欠けていたものが突然ひらめいたり、新しい観点が生まれたという事がしばしばあったからです。

当分オフの都合でここで手持ちをアップするくらいしかできませんが、合間に出来た時間で手直ししながらの予定です。

2004/11/14  15:28

麦の花 再開いたします  お知らせ

今日は「麦の花」を一日でいきなり3編書いて、即日アップして、その後それっきりという記念すべき日からちょうど6ヶ月。(何が記念だか)

というわけで、とりあえず連載を始めてみます。

月渓の連載がまだ残っていますので、すでにアップ済のちょっと手直し分のみ。

半年のうちに、当然ですが設定が変わって来たので、そのフォロー的な文章を挟みましたが、やはりこれでは妙に意味ありげで読む人に迷惑な書き方なので、その補足になるように、番外編をひとつ早めに挟む予定です。浩瀚と陽子は州侯罷免前に偶然一度は出会っていた(でも陽子はそれが浩瀚とは知らない)という事になっています。

一応整理できているファイル数は「鷹隼宮姫談」とほとんど同じになっておりますので、もし無事終わったら桜が咲いているか散っているか。いやそれより前にこの作品がまた中断で散っているかも・・・。

私からの脅迫と泣き落としに負けて読もうとしている方も、自主的に覗きに来て下さった心優しい方も、どうぞ気長におつきあい下さいませ。


warehouse keeper TAMA
the warehouse12